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誠栄ホーム代表の寺尾です。
先日、マンションをご購入されたお客様より、リノベーション工事のご依頼をいただきました。
工事に向けて現地を確認していると、ひとつ問題が見つかりました。エアコンを設置したいお部屋に、配管を通すための穴がありません。
エアコンを取り付けるには、室内機と室外機をつなぐ冷媒配管やドレンホースなどを通す必要があります。お客様も「この部屋にエアコンを付けられないのでは?」と大変お困りでした。
マンションだから自由に穴をあけられるわけではありません
マンションの場合、自分が所有しているお部屋だからといって、外壁などに自由に穴をあけられるとは限りません。
そこでまず、マンションの管理会社や管理組合と協議。今回については、エアコン配管用の穴をあける許可をいただくことができました。これでエアコンを取り付けられる!……と安心したいところですが、私たちはすぐに穴をあけることはしませんでした。
「穴あけの許可が出た」=「そのまま穴をあけて大丈夫」ではありません
コンクリートの壁に穴をあけること自体はできます。しかし問題は、コンクリートの中が目では見えないことです。
内部には建物にとって重要な鉄筋などが入っています。何も確認せずに穴をあけ、鉄筋を傷つけてしまっては取り返しがつきません。
そこで今回、穴をあける前にご提案したのが、X線によるコンクリート内部の鉄筋探査です。
X線撮影でコンクリート内部を確認

X線を使って、穴をあける予定箇所のコンクリート内部を確認していきます。普段は見ることのできない壁の内部を確認し、鉄筋などの位置を把握したうえで、安全に穴をあけられる場所を検討します。

そして実際に撮影した結果を確認すると……
X線で調べて正解でした。想像以上に鉄筋が入っていました

撮影したX線画像を確認すると、鉄筋がかなり細かな間隔で入っていることが分かりました。これは本当に、事前に調査しておいて正解でした。
当初予定していた大きさの穴では、鉄筋を避けて施工することが難しい状況だったのです。もし「許可も出たし大丈夫だろう」と、そのまま予定していた穴をあけていたら……鉄筋を傷つけてしまった可能性もあります。
お客様・エアコン業者様と相談し、穴を小さくすることに
X線調査の結果を踏まえて、お客様とエアコン業者様にも状況をご説明しました。本来予定していた大きさの穴をあけることが難しいこと、そして鉄筋を傷つけないことを最優先にしたいことをお伝えしました。
その結果、鉄筋を避けられる範囲で穴のサイズを小さくし、エアコン配管を通す方法を選択しました。

予定通りの工事をすることよりも、建物にとって安全な方法を選択する。私たちは、こちらの方が大切だと考えています。
リフォームの現場では、さまざまな問題が起こります
リフォームやリノベーションの仕事をしていると、現場では本当にさまざまなことが起こります。特に既存の建物を工事するリフォームでは、図面だけでは分からないことや、解体・調査をして初めて分かることもあります。
だからこそ大切なのは、
「問題が起きないこと」だけではなく、「問題が起きたときに、どう考えて対応するか」
だと思っています。
今回も、管理会社・管理組合から穴あけの許可をいただいた時点で、そのまま工事を進めるという選択肢もありました。何事もなく終わっていた可能性もあります。
しかし、「自分たちの工事さえ終わればいい」「今、問題がなければいい」ではいけないと思っています。
お客様は、リフォーム工事が終わってからもそのお住まいで長く生活されます。
だからこそ私たちは、今だけではなく、これから長く住まわれるお客様と建物のことを考えて判断する。今回の工事を通して、その大切さを改めて感じました。
マンションのエアコン穴あけ・リノベーションは事前確認が大切です

中古マンションを購入してリノベーションする際、「エアコンを付けたい場所に配管用の穴がない」 というケースがあります。その場合、単純にコンクリートへ穴をあければいいというわけではありません。
管理規約や管理会社・管理組合への確認、建物の構造、コンクリート内部の鉄筋位置などを確認したうえで、適切な施工方法を検討することが大切です。
誠栄ホーム株式会社では、加古川市を中心にマンション・戸建住宅のリフォーム、リノベーションを行っています。
工事中に想定外の問題が発生した場合も、「どうすれば工事ができるか」だけではなく、お客様と建物にとって何が一番良いのかを考えながらご提案しています。
マンションリフォームやリノベーションで、
- 「こんな工事はできる?」
- 「エアコンの穴がないけど取り付けられる?」
- 「管理組合への確認はどうしたらいい?」
など、お困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。

